
車や玄関のノブをさわる、シャツに手を通す……バチッ! 瞬間、心臓が止まるかと思うような衝撃。静電気が放電したのです。はて、私たちをユーウツにする静電気の正体とは?
すべての物体には、プラスあるいはマイナスの電気があり、触れ合った2つの物が離れるときに、この電気のバランスがくずれ、どちらかに引き合う力が生まれます。それが静電気です。
静電気は、たとえば席を立つときに衣服と座席シートがこすれることによって生じ、電気がその場で静止・蓄積(帯電)した状態です。帯電するとスカートなどの衣類が体にまとわりついたり、テレビ画面にほこりが付いたりします。
また、静電気は空気中の水分を伝って逃げる特徴がありますが、冬は空気が乾燥しているため滞留しやすくなり、静電気の発生がすこぶる活発になるというわけです。乾燥注意報(最小湿度20~25%)が出た日は、ご用心を。
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衣類を着脱するときに、静電気のいたずらで火花が散ることがありますが、これは布の素材の帯電率に関係しています。静電気は着るものによって帯電率が変わり、着合わせしだいで瞬間的に何千ボルトになることも。また、静電気は地面との摩擦によって歩行中に起こることもあるので、つま先に霧を吹いておくと効果的。革靴なら静電気が溜まりにくいですよ。
右の表は、おもな衣類素材の帯電率をまとめたものです。帯電率は、並びの近い素材なら低く、離れるほど高くなります。しかし、素材の染色や織り方などが関係していることもあります。あまりナーバスにならず、今の季節にしかできないコーディネートを楽しみたいものです。

テレビやパソコンは帯電率を上げ、静電気対策に有効なマイナスイオンを奪います。そこでマイナスイオンを補うために実践したいのが観葉植物の設置と、1時間に10回ほどの霧吹き。湿度が低い部屋では加湿器が大活躍しますが、結露には注意したいので50%をめどに。
静電気に弱い人は体が酸性で血液濃度が高い傾向にあるのだとか。肉食過多やジャンクフード、睡眠不足からくる疲労やストレスは血液に悪影響を及します。弱アルカリ食、上質な睡眠を心がけましょう。ミネラルウォーターをこまめにとって体の乾きを防ぐこともポイントです。

