暮らしのワンポイントアドバイス

第14回 ミネラルウォーターのかしこい選び方と使い方

現在、日本では500種類以上のミネラルウォーターが出回っています。その中から、いったい何を基準に選べばいいのか、迷っていませんか。そんなときには、ボトルのラベルに表示してある水の「硬度」を参考にしましょう。

水1ℓ当たりに溶けているカルシウムとマグネシウムの量をmg数で表したのが硬度。軟水・中硬水・硬水に分類され、それぞれ特徴があります。

軟水は、クセがないので飲み水として適し、料理の味もおいしくしてくれます。日本の水は、もともと軟水ですから我々日本人にはおいしく感じられるのは当然。一方、硬水は、クセが強くて飲みづらい人もいますが、骨や歯を作るミネラルが豊富に含まれていて、慢性的なミネラル不足の人やダイエット補助の水として若い女性には人気があります。中硬水は、肉の臭みやアクなどを取り除きたい洋風だしや鍋物、しゃぶしゃぶ料理におすすめ。

一度開栓したら雑菌の繁殖を防ぐために冷蔵庫で保存し、短期間で使い切りましょう。

美味のヒミツは水にあり 〈料理編〉 ミネラルウォーターを使い分ける
ごはんを炊く

ふっくらさせたいときは硬度50以下の軟水を、粒が立った硬めにしたいときは硬度100前後を。

野菜をゆでる

軟水よりも少し硬度が高いほうが繊維を引き締めるので、シャキっとした歯ごたえにしたい野菜は中硬水で。

パスタをゆでる

アルデンテは中硬水に食塩を少なめに入れて。輸入パスタを軟水でゆでるなら、ゆで時間は多少短く。

だしやスープをとる

水から抽出する昆布だしも、旨みを引き出してから鰹節を入れる一番だしも、軟水を。洋風スープは、硬度150~200の中硬水を。肉の臭みがアクになって出てくるので、こまめにアクをすくって。

お茶をいれる

緑茶は、硬度が高いとタンニンがうまく抽出されないので、硬度50前後の軟水を。コーヒーは軟水が最適。エスプレッソは硬度300くらいの硬水を使うと本格的な味に。紅茶は軟水で抽出すると香りが引き立ちます。

ミネラルウォーターの硬度の日本基準
  硬度(単位:mg) 特徴
軟水 100以下 クセがなく飲みやすい。料理には最適
中硬水 101~300 ミネラル補給を助ける
硬水 301以上 ミネラル補給に。料理には不向き
キレイの味方「硬水」
硬水は、硬度による重さが胃に作用して空腹感を緩和し、さらに利尿効果もあるのでダイエットには最適。特に、皮膚を保護する成分であるケイ酸塩が含まれている鉱泉水はフェイシャルスプレーに。乾燥は肌の老化を早めます。乾燥に気づいたら、シュッとひと吹きしましょう。市販品もありますが、好きなボトルに入れてオリジナルを楽しんでみるのもいいですね。
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