暮らしのワンポイントアドバイス

第7回 ティータイムは中国茶で

中国茶には堅苦しい作法もなく、いれ方や飲み方は十人十色。烏龍茶やジャスミン茶などは、日本にすっかり溶け込んでいますが、まだまだ知らない中国茶はたくさんあります。もともとは薬として飲まれていたため、体に良いのはお墨つき。さらに、リラックス効果もあるので、ちょっとした息抜きにもぴったりです。
最近では中国茶専門店なども増えてきました。自分の好みに合った味や香りを見つけてみませんか。
工夫茶のいれ方

茶器を使って丁寧にいれるお茶のことを工夫茶といいます。茶葉や茶器によっていれ方はさまざまですが、基本的には次のような手順です。

(1) 茶盤の上に置いた茶壺に熱湯を注ぎ、温め、湯を捨てる
(2) 温めた茶壺に茶葉をいれ、お湯を差す
(3) 蓋をした茶壺の上からお湯をかけ、蒸らす
(4) 蒸らしている間、(1)と同様に茶杯を温める
(5) お茶を茶海に最後の1滴まで移す
(6) 茶海から茶杯に注ぐ

中国茶の茶器

味や香りだけでなく、そのお茶に合った茶器を揃えるのも楽しみのひとつ。まず、どんな茶器があるのか知っておきましょう。

A 茶壷(チャフー)

日本でいう急須。

B 茶会(ちゃかい)

茶壺でいれたお茶を一度この中に注ぎ、お茶の濃さを均等にする。
公道杯(こうどうはい)とも呼ばれている。

C 茶盤(ちゃばん)

茶壺や茶杯にかけたお湯を受ける道具。
同じ使い方のもので茶船(ちゃふね)がある。

D 茶杯(ちゃはい)

日本でいう湯飲み。大きさ、形、材質は多種多様。

飲み方あれこれ

蓋腕(がいわん)

茶葉を蓋腕に直接いれてお湯を差し、蓋をして蒸す。蓋をずらして直接飲んでも、一旦、茶海に移してから茶杯で飲んでもよい。

杯組(はいぐみ)

聞香杯(もんこうはい)(右)と品茗杯(ひんめいはい)(左)のセット。最初に聞香杯にお茶を注ぎ、品茗杯に移す。聞香杯で香りを楽しんだ後に、品茗杯でお茶を飲む。

中国茶の種類
種類 製法 代表的なお茶 特徴・効能
緑茶 不発酵 龍井(ロンジン)茶
碧螺春(ピールォチュン)茶
中国で最も生産量、品種が多い。多種多様な味わいがある。
効能:老化防止、肩こり解消、口臭予防など
青茶 半発酵 武夷岩(ぶいがん)茶
凍頂(とうちょう) 烏龍茶
茶葉の酸化を途中で止めたお茶。さまざまな味や香りがある。
効能:便秘解消、肥満防止、二日酔いなど
白茶 弱発酵
微発酵
白毫銀針(はくごうぎんしん)
白牡丹(はくぼたん)
摘んだ茶葉をそのまま乾燥させたお茶。新芽に白い産毛がある。
効能:解熱作用など
黄茶 弱発酵
堆積発酵
君山銀針(くんざんぎんしん)
蒙頂黄芽(もうちょうこうが)
「悶黄(もんこう)」という製造工程が特徴。奥深い味わい。
効能:リラックス効果など
紅茶 完全発酵 祁門(キーマン)紅茶
正山小種(せいざんしょうしゅ)
独特の深い色と香りがある。ストレートで飲むのが一般的。
効能:貧血予防、風邪の予防、ストレス解消など
黒茶 後発酵 プーアール茶
餅茶(へいちゃ)
菌で発酵させる「渥堆(あくつい)」という製造工程が特徴。独特の古びた香り。
効能:ダイエット効果、コレステロール値を下げるなど
花茶 加工茶 茉莉花(まつりか)茶
桂花茶
花だけのものと、他の茶葉に花の香りを移したものがある。
効能:ストレス解消、目の疲れ、冷え性など
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